こんにちは!ゆりです。
今回は次のようなお悩みを解決します。
植物オイルでクレンジングしても大丈夫だろうか。製品紹介を見るとOKっぽいけど、正しいクレンジング方法ってあるのかな。実際に植物オイルを使っている人の意見を聞きたいな。
実際に私は植物オイルでのクレンジングを試しました。
結果からの学び(本から得た情報)を共有します。
植物オイルでのクレンジングはやめたほうがいい
結論から、植物オイルでのクレンジングはおすすめしません!
なぜなら「肌に優しくないから」です。
えっ!?と思いますよね。
実際に私はホホバオイルをクレンジングとして使って炎症を起こしました。
(正確にいうと、保湿にもホホバオイルを使っていました。)
炎症を起こした時の写真がこちら。
目の周りに「赤みが発生」し、下まぶたに「ものもらい」ができています。
植物オイル(ホホバオイル)に変えてから発症したので、原因は明らかです。
しかし、植物オイルは「ヒトの皮脂に近い」と言われていて、
余分な成分が入っておらず、肌に優しいイメージがありますよね。
なぜこのような炎症が起きたのか。
たまたま読んだ本に、科学的な理由がありました!
植物オイルが肌に優しくない3つの理由
・肌の再生を阻害し、皮膚が薄くなる(=肌が黒ずむ)
・メラニンが増え、肌がくすむ
詳しくみていきます。
皮膚のバリアを溶かして炎症を起こす
恐らく、炎症が起きた(前述した)一番の理由はこれです。
油は油に溶けますよね。
肌を守っている細胞間脂質(皮膚のバリア)を、オイルは溶かし、こわします。
皮膚のバリアは、自然由来の成分でも代用が効きません。
人工的に作れない特殊な構成でできているため、
オイルが肌に馴染むこと(保湿の役割)はまずありません。
細胞間脂質がこわれたあとは、肌が乾燥し、炎症を起こしやすくなります。
肌の再生を阻害し、皮膚が薄くなる(=肌が黒ずむ)
もし、オイルを塗ったままにした場合、肌の再生サイクルを狂わせます。
もともと肌は「古い角質がはがれて新しい細胞が生まれる」しくみ。
オイルで肌をベタベタにすると、古い角質が剥がれられず、
新しい細胞が生まれにくくなります。
そうなると肌が再生しなくなり、皮膚は薄くなる一方。
皮膚が薄くなれば、表情筋や血管が透けて、肌が黒ずんでみえます。
「肌の黒ずみ=皮膚が薄くなっている」というわけですね、、
保湿にもホホバオイルを使っていた私は、確かに以前と比べて肌の血色が悪かったです。
酸化して、メラニンを増やす
さらにオイルは時間が経つと酸化して、メラニンを増やします。
酸化したオイルは肌にとって異物です。
まず皮膚は炎症し、それが続くとメラニンが増えて肌がくすんできます。
「オイルを塗ると日焼けしやすい」と言われるのも、このオイルの酸化による炎症です。
肌のくすみは、実はこういったところからくるんですね。
保湿で肌に残したままにするのはやめたほうがよさそうです。
以上のことは、全てのオイルに当てはまります
例えば、「馬油」や「椿油」なんかもそうです、、!衝撃ですよね。
↑前まで愛用していた馬油。
いくら100%天然であろうと、肌にいい成分だと言われようと、惑わされてはいけません。
本記事に書いた内容は、皮膚科医の宇津木龍一さんの著書「肌の悩みが消えるたった1つの方法」に記載されていました。
植物オイルは肌に優しいイメージが強いですが、実際は不純物として作用し、
長く使うほど黒ずみやくすみの原因となってしまいます。
ただ、こんな考えも浮ぶかもしれません。
「他のクレンジング剤と比べたら断然やさしいはず。」
「肌に残さないようにだけ、『植物オイルでクレンジング→洗顔→他の保湿ケア』をすれば問題ないのでは?」
確かにそう。
ですが植物オイルにこのような真実があるのなら、
他の洗顔料や化粧水も、例外ではありません。
実は同じように肌に炎症をもたらしています。
用途や手順を変えたとしても根本的な解決にはならず、肌に優しくないのです。
じゃあ、どうしたら良いのか!?
ひとつの方法をご紹介します(`・ω・´)
メイク落としは植物オイルではなく『純石けん』がおすすめ
植物オイルの代わりにおすすめなのが『純石けん』です。
純石けんでのクレンジング方法を正しく覚えて実践すれば、
植物オイルよりも肌に優しく、費用も圧倒的に抑えることができます。
ポイントは3つ。
・完全に落とそうとしない、こすらない
・保湿化粧品を一切やめる(注意点あり)
詳しくみていきます。
化粧石けんではなく”純”石けんを選ぶ
まず、石けん選びが重要です。
石けんには「純石けん」と「化粧石けん」の2種類があります。
※洗浄力や成分がまったく違うので要注意。
見分け方は、下記の通り。
純石けんは、天然の植物から作られており、クレンジング剤と同等かやや強めの洗浄力をもちます。
界面活性効果が肌に残ることがなく、メイクが落とせます。
化粧石けんは、化学合成成分を含むことで洗浄力が弱くなっており、メイク落としには向きません。
クレンジングに使うものは、必ず香料などの化学成分が入っていない「純石けん」を選びましょう。
私が実際に買ったのは、カウブランドの無添加石けんです。
※こちらはパッケージの裏に「化粧石けん」と書かれていますが、成分は『石けん素地』だけの「純石けん」となります。
完全に落とそうとしない
純石けんでのクレンジングは、メイクを落とす力があっても、多少残ります。
よく「メイクはしっかり落とすことが大事!」と言われますよね。
しかし肌は3〜4日ほどで生まれ変わる(垢と一緒に自然と落ちる)ので、残っても心配はいりません。
それよりも、メイクを落としきるために肌をこすったり、強いクレンジング剤を使ったりするほうが、
かえって肌の負担となり、シミやくすみなど肌の悩みの原因になってしまいます。
保湿化粧品を一切やめる(肌の様子を見ながら)
肌を正常に生まれ変わらせるためにも、「保湿ケアをやめる」ことが必要です。
実は、どんな化粧水やクリームにも界面活性剤が含まれています。
その界面活性剤は肌に残り続けるので、肌本来の保湿機能を壊して炎症を起こすのはもちろん、不要な皮脂がはがれられなくなり、肌がうまく再生できません。
はじめは信じられないかもしれませんが、純石けんのクレンジングを始める(健康な肌を目指す)なら、
化粧水やクリームも同時にやめることをおすすめします。
保湿ケアをやめるときに知っておきたいポイント
・健康な肌は「しっとり」ではなく「さらさら」
・保湿ケアをやめてから数週間〜数ヶ月は、”皮むけ”や”かゆみ”が出ることがある(その時は米粒1/2程度のワセリンを手に伸ばし、優しく抑えること)
・人によって期間は変わるが、必ず肌はキメのある健康的な状態になる
今まで入念にお手入れをされてきた方は、急に保湿ケアをやめるとトラブルにつながりやすいそうです。
化粧水やクリームは、肌の様子を見ながら少しずつやめることが推奨されています。
実際やめるとどうなるか
この記事を書いている私は、肌断食を始めて2ヶ月ほど経ちます。
純石けんでのクレンジングは、確かにアイシャドウ(特にラメ)やアイブロウなどが残りやすいです。
しかし、化粧が残っても肌が荒れたことはありません。数日後には、残ったメイクが消えています。
化粧水に関しては、やめた後しばらく「鼻まわりのガサガサ」や、「粉ふき」「かゆみ」がでました。
これらは初期症状らしいので、ワセリンを使ってケアをしています。
化粧水に戻ったことは一度もありません。
嬉しいのが、皮脂の分泌が少ない頬は、健康な肌の特長である「さらさら」の状態になったことです。
毎月の化粧品の出費もほぼゼロになりました☺︎
特に、「肌に優しいものを重視する人」や「節約をしたい人」は、クレンジングを植物オイルではなく、『純石けん』に変える(合わせて保湿ケアをやめる)ことをおすすめします。
まとめ
この記事で伝えたかったのは「植物オイルでのクレンジングはやめたほうがいい」ということ。
肌に優しいイメージのある植物オイルでも、実際は塗れば皮膚にダメージを与え、目に見えた炎症を起こすこともあります。
これは他のオイルや化粧品も例外ではありません。
もし「化粧品の真実知って、今までのスキンケアを見直したい!」と思った方は、
文中でも紹介した『肌の悩みが消えるたった1つの方法』という本を熟読してみてください。
オイル以外についても詳しく書かれています。すぐ実践もできます。
特に「植物オイルでクレンジングをしてもいいのかな?」と悩まれていた方は、
本書のp82、83を読めば解決します。
2章の「皮膚の構造」がとても重要な部分なので、ぜひ一読してみてほしいです。
少なくとも私はこの本を読んで、化粧水やクリームを使おうと思わなくなりました。
ちなみに皮膚科の先生たちが「スキンケアには洗顔と保湿クリームが大切」と言うのは、皮膚科の教科書にそう書かれているからだそうです。※本書のp21、22参照
著者の宇津木先生は、昔こそ保湿ケアが大事だと信じていたものの、自身の美容ドッグ開設により、実際は化粧品をつけるほど肌が乾燥して状態が悪くなることを発見しました。
この事実を隠さず、改善策まで載せた本を出版してくださったことに感謝したいですね。
まずはクレンジングの見直しから!健康な肌を取り戻していきましょう☺︎
ここまで読んでくださりありがとうございました!