こんにちは、ゆりです!
今回は初めての読書レビューです。
“美容”に関する本を紹介します☺︎
化粧水にも水にも肌をうるおす効果はない
この理由と事実が、本書には詳しく書かれています。
著者の宇津木先生はアンチエイジング治療専門の美容形成外科医です。
昔こそ保湿ケアが大事だと信じていたものの、自身の美容ドッグ開設により、
実際は化粧品をつけるほど肌が乾燥して状態が悪くなることを発見しています。
とても納得のいく内容で、本書を読み終わった翌日には
家にある保湿ケア用品やメイク用品のほとんどを捨てさりました。笑
宇津木先生のケア方法を実践して4ヶ月が経ちますが、
少しずつ肌が良くなってきています☺︎
高級化粧品を買う前にぜひこの本を手にとってもらいたいです。
タイトルにある“たった1つの方法”とは?
この結論は「水での洗顔」です。
とっても単純で「?」が浮かびますよね。
もちろん、ただ水で洗顔すればいいというわけではありません。
最終的にそこに行き着くのがベストという話です。
本書では「化粧品を断つ」ことが推奨されています。
いわゆる「肌断食」になりますが、
敏感肌の人向けでもなく、肌をやすめるためでもありません。
誰もが毎日やってほしい基本的な美容法です。
本書を選んだ理由
きっかけはAmazonの関連リンクでした。
気になってレビューを見ると、
「本の内容をよく理解して実践すれば、肌は確実にきれいになる」と、
長期にわたり、経過観察を載せていた人がいました。
「保湿ケアをシンプルにできないかな…」と悩んでいた手前、
自分も挑戦してみたいと思い購入。
勉強になったポイント5選
特に驚いた内容や覚えておきたい部分を紹介します。
その①:純粋なオイルでも肌にやさしくない
「人間の皮脂に近くて肌にやさしい」と言われるオイルも、
実際は肌にやさしくありません。
例え100%天然の植物由来であっても、
オイルは肌のくすみ・黒ずみの原因になるそうです。
前まで私は保湿とクレンジングに『ホホバオイル』使っていました。
「肌に悪いことはないだろう」と疑いもしていなかったので、
最初に一番の衝撃をうけました。
こちらは、別の記事で詳しく書いています。
その②:アイクリームは小ジワを増やしてクマを悪化させる
なんと、アイクリームはシワ・クマ改善するどころか、逆効果になってしまうそうです。信じられませんよね。。
なぜ悪化させてしまうのか?
大前提で、クリーム類には皮膚のバリアを壊し、
肌を乾燥させる働きがあります。(本書で何度もでてきます!)
うるおっているように感じるのは一時的なもの。
乾燥すれば小ジワが増えるのはもちろん、皮膚が薄くなり、筋肉や血管が透けてくるように。
実は、クマの正体は筋肉や血液が透けて見えているものだそうです。
クマが濃くなってきたと感じるのは、皮膚が薄くなっている証拠とも言えます。
さらに、アイクリームをつける時に皮膚をこすることになるので、メラニンが増えて、無意識にクマを悪化させています。
「早いうちから塗り始めたほうがいい」なんて言われますが、とんでもないですね。。
関連情報
ちなみにまぶたは”たらこの皮”くらい薄いそうで、
少し刺激しただけでもたるみにつながるようです。
アイシャドウもひとはけで終わらせることがおすすめされています。
肌ってとても繊細…!
▼本書の振り返り用
アイクリームについて … 本書p84
まぶたとアイシャドウについて … 本書p146
その③:人工的な保湿成分は「不純物」にすぎない
どれだけ高くていい美容成分が入っていようと
人間の肌自身が作りだす保湿力の1%にも満たないそう。
化粧水やクリームをつければ「不純物」となり、
肌本来の保湿機能はダウンするだけ。。
念入りにお手入れするほど皮膚も徐々に薄くなっていき、肌トラブルが増え、
行き着く先は、炎症を起こしたキメのないお肌(いわゆるビニール肌)。
今までうるつや美肌を目指すため、毎日一生懸命(こまめに化粧水スプレーもして)保湿していましたが、実は皮膚をどんどん薄くし、肌の乾燥を進めていたみたいです(´・ω・`)
覚えておきたいのは、健康な肌は「しっとり」ではなく「さらさら」であるということ。
目指すは赤ちゃんのお肌!
その④:ベースメイクは負のループにハマる
ベースメイクにも色々な種類がありますが、
特に気をつけたいのが「ファンデーション」と「コンシーラー」。
なかでもクリームとリキッドタイプは界面活性剤が含まれ、
肌のバリア機能を壊して乾燥と炎症を引き起こします。(化粧下地も同じ)
使い続ければシミやくすみがひどくなり、
それをさらにカバーするためどんどん手放せなくなります。。
シミができている部分はすこしの刺激でもメラニンが増えやすいそうで、
コンシーラーで隠し続ければ、濃くなっていくばかり。
“隠す”メイクは基本的にしないほうがよさそうですね。
ちなみに本書では、シミやほくろなど気になるものは、早く美容医療で治療してしまうのが良いとされています。
私はこれを知ったあと、いつも隠していたホクロを速攻で除去しにいきました笑
すぐ行動に移してしまうほど、本書には説得力があります。
今後シミも目立つようになれば、隠すんじゃ~ない。消しに行く。(←突然のジョジョ。)
お金事情
この本を読んでエステ関係もきっぱりやめたので、その分ほくろ・シミ除去に費やす余裕が生まれました。
その⑤:においのもとや皮脂は水で流せる
最後にピックアップしたいのは、
皮膚の汚れは水で落ちるようにできているということ。
理由は「 水溶性 」だからです。
『皮脂やメイク汚れの油分はクレンジングでしっかり落としましょう』
よくこういった表現が使われるので、皮脂汚れは水で落とせないイメージがありました。
しかし、汚れ=酸化した皮脂 (過酸化脂質) は水にとけて、水だけで落とせるそうです。
前まで「朝は水洗顔と泡洗顔どちらがいいのか」と悩んでいました。
今なら”水洗顔がいい“と確信できます。
懸念される2つのこと【解決案】
低評価で書かれている内容です。
脂漏性皮膚炎になる
結論、私はなりました。笑
肌断食をはじめて2、3ヶ月ほどで、この皮膚炎の症状が出始めるように。
具体的には、眉や鼻まわり、前髪の生え際がかゆくなり、赤みや皮むけが起きます。
ワセリンを塗ってもだめで、やむなく皮膚科に行きました。
処方してもらったクリームを塗ったところ、次の日にはすぐ落ち着いて、
きれいな肌の状態に戻っています。
なぜこの症状が起きるのか
化粧品類に含まれる防腐剤には殺菌効果があるそうで、
悪い菌を殺しているため、症状が起きません。
しかし同時に良い菌も殺しているため、
化粧水を辞めたことで悪い菌(マラセチア)のほうが増えてしまった時にこの症状がでます。
皮脂腺が小さくなる4~5ヶ月先までは、警戒する必要がありそう。
ただ皮膚科に行けばすぐ解決できた(費用も2000円程度でした)ので、
この症状を懸念して、水洗顔を諦めるのはもったいないです。
シミが増える
結論から、シミは急には増えません。
シミができるのは紫外線を多く浴びたあとの数年先だそうです。
例えば、10代で浴びた紫外線の影響で、20代、30代にシミが出てくるくらいの間隔。
肌断食をはじめたらシミが増えるわけではないので、
そこは安心して大丈夫です。
もっとも、本書では(物理的な)紫外線対策が勧められています。
ただ、今まで使っていた化粧水や美容液にシミを目立たなくする効果があった場合、
それまで見えていなかったシミが現れはじめることはあるかもしれません。
気になればシミ取りをして、そこから紫外線対策をしっかりすることで解決できるでしょう。
シミ取りは全顔(完治)で、大体2万円ちょっとでやってもらえます。
本書に沿えば、エステや美容医療(フェイシャルやケミカルなど)はやる必要がないので
その代わりだと思えば、安く感じるのではないでしょうか☺︎
他にも化粧用品は、ほとんど買わなくなるので余裕が生まれます◎
まとめ
この本は、「シンプルなスキンケアに変えたい人」「化粧品で肌が荒れている人」「化粧品の真実を知りたい人」におすすめです。
化粧水は肌をきれいに見せてくれる素敵なものですが、代償として皮膚の状態を悪くしています。
人づてに聞いただけでは、何も信じられないかもしれません。
しかしこの本を読めば、なぜ肌断食がいいのか必ず納得できます。
「美容医療をうけてもらうのが狙いでは?」と思う瞬間もありますが、宇津木さんのエピソードを見れば、ビジネスというよりも、真剣にお肌のことを考えて書いているのがわかります。
(本書の事実を隠して、開発した化粧水を売ったほうがよっぽどお金になりそう(´-`).。oO)
ぜひこの本に出会ったすべての人に読んでいただきたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!